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<html><head><meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=ISO-8859-1"><title>リムーバブルメディアの使用</title><link rel="stylesheet" href="../thunar.css" type="text/css"><meta name="generator" content="DocBook XSL Stylesheets V1.75.2"><link rel="home" href="index.html" title="Thunar ファイルマネージャ"><link rel="up" href="index.html" title="Thunar ファイルマネージャ"><link rel="prev" href="working-with-files-and-folders.html" title="ファイルやフォルダの操作"><link rel="next" href="preferences.html" title="ファイル管理の設定"></head><body bgcolor="white" text="black" link="#0000FF" vlink="#840084" alink="#0000FF"><div class="navheader"><table width="100%" summary="Navigation header"><tr><th colspan="3" align="center">リムーバブルメディアの使用</th></tr><tr><td width="20%" align="left"><a accesskey="p" href="working-with-files-and-folders.html">前のページ</a>�</td><th width="60%" align="center">�</th><td width="20%" align="right">�<a accesskey="n" href="preferences.html">次のページ</a></td></tr></table><hr></div><div class="sect1" title="リムーバブルメディアの使用"><div class="titlepage"><div><div><h2 class="title" style="clear: both"><a name="using-removable-media"></a>リムーバブルメディアの使用</h2></div></div></div><div class="sect2" title="リムーバブルメディアへのアクセス"><div class="titlepage"><div><div><h3 class="title"><a name="accessing-removable-media"></a>リムーバブルメディアへのアクセス</h3></div></div></div><p>Thunar は、<a class="ulink" href="http://freedesktop.org/wiki/Software_2fhal" target="_top">HAL</a> サポート付きでビルドしたか、<a class="ulink" href="http://www.freebsd.org/" target="_top">FreeBSD</a> で使用していればリムーバブルメディアをサポートしています。</p><div class="sect3" title="メディアのマウント"><div class="titlepage"><div><div><h4 class="title"><a name="to-mount-media"></a>メディアのマウント</h4></div></div></div><p>メディアの <span class="emphasis"><em>マウント</em></span> とは、メディアのファイルシステムを作成し、アクセスできるようにすることです。メディアをマウントしたとき、メディアのファイルシステムがファイルシステムのサブディレクトリにアタッチされます。</p><p>メディアにアクセスする場合は、適切なデバイスにメディアを挿入するか、またはコンピュータに新しいデバイスを接続します (例: USB スティックを USB ポートに接続する)。すると、メディアを表すオブジェクトがファイルマネージャのサイドペインに追加されます。<strong class="application"><code>xfdesktop</code></strong> が動作しており、<span class="guilabel"><strong>ファイル/ランチャアイコン</strong></span> を表示する設定にしてあれば、このオブジェクトはデスクトップにも表示されます。</p><p>実際にメディアをマウントする場合は、メディアのオブジェクトをクリックします。例えば、フロッピーディスクをマウントする場合、サイドペインの <span class="guilabel"><strong>フロッピードライブ</strong></span> オブジェクトをクリックします。ファイルマネージャはファイルシステムヒエラルキーにメディアのファイルシステムを追加し、メインエリアにフロッピーディスクの内容が表示されます。</p></div><div class="sect3" title="メディアの取り出し"><div class="titlepage"><div><div><h4 class="title"><a name="to-eject-media"></a>メディアの取り出し</h4></div></div></div><p>メディアのドライブが自動排出可能なデバイス (例: CD-ROM ドライブ) ならば、サイドペインまたはデスクトップに表示されているメディアのオブジェクトの上で右クリックし、<span class="guilabel"><strong>「取り出し」</strong></span> を選択します。数秒後にドライブからメディアが排出されます。メディアのドライブが自動排出しない場合 (例: フロッピードライブや USB スティック) はメディアのオブジェクトの上で右クリックし、<span class="guilabel"><strong>「マウント解除」</strong></span> を選択します。間もなく安全にメディアを取り出せる、またはドライブをコンピュータから取り外してよい旨の通知が表示されます。</p><div class="screenshot"><div class="mediaobject"><img src="images/removable-media-unmount.png" alt="マウント解除通知"></div></div><p>ただし、この通知は <strong class="application"><code>libnotify</code></strong> サポートが有効になっている、かつ通知デーモンがインストールされている場合のみ表示されます。Xfce 用通知デーモンは <a class="ulink" href="http://goodies.xfce.org/projects/applications/notification-daemon-xfce" target="_top">Xfce Goodies Project</a> から入手できます。通知サポートが無効になっている場合は、コンテキストメニューの表示が消えてからメディアを取り出すかドライブを取り外してください。</p><p>一つ以上のアプリケーションがメディアを使用している間はメディアの取り出しやマウント解除は行えないことに注意してください。ファイルマネージャがメディアの取り出しを拒んだ場合は、メディアにアクセスしているアプリケーションが動作していないか、<strong class="application"><code>Terminal</code></strong> ウィンドウで動作しているものも含めて確認してください。</p><p>必ずメディアを取り出す前にマウント解除を行うようにしてください。フロッピーディスクをマウント解除する前にフロッピードライブから取り出さないでください。USB スティックをマウント解除する前にフラッシュドライブから取り外さないでください。先にマウント解除しておかないと、データを失ったり、システムクラッシュを引き起こしたりするかもしれません。</p></div></div><div class="sect2" title="リムーバブルドライブとメディアの管理"><div class="titlepage"><div><div><h3 class="title"><a name="management-of-removable-drives-and-media"></a>リムーバブルドライブとメディアの管理</h3></div></div></div><p>Thunar は <a class="ulink" href="http://www.foo-projects.org/~benny/projects/thunar-volman/index.html" target="_top">thunar-volman</a> パッケージがインストールされていればリムーバブルドライブとメディアの取扱いも自動で行えます。</p><p>HAL サポートが有効で、かつ <strong class="application"><code>thunar-volman</code></strong> がインストールされていれば、Thunar の <span class="guilabel"><strong>ボリューム管理</strong></span> 機能を有効にできます。ファイルマネージャの設定を開き、<span class="guilabel"><strong>「詳細」</strong></span> ページの <span class="guilabel"><strong>「ボリューム管理を有効にする」</strong></span> ボタンにチェックマークをつけてください。</p><p>次にリムーバブルドライブとメディアの取扱いを必要に応じてカスタマイズします。<span class="guilabel"><strong>「ボリューム管理」</strong></span> セクションのボタンの右下にある <span class="guilabel"><strong>「設定」</strong></span> リンクをクリックしてください。<span class="guilabel"><strong>「リムーバブルドライブとメディア」</strong></span> 設定ダイアログが表示されます。</p><div class="screenshot"><div class="mediaobject"><img src="images/removable-drives-and-media.png" alt="リムーバブルドライブとメディア"></div></div><p>あなたが以前に <strong class="application"><code>gnome-volume-manager</code></strong> を使用したことがあれば、すぐになじめるはずです。なぜならこの見た目と振る舞いは <strong class="application"><code>gnome-volume-manager</code></strong> に似せて設計されているからです。設定は、デバイスに対する目的のオプションの場所がわかりやすいようにデバイスのカテゴリごとに分けられています。</p><p><span class="guilabel"><strong>「ストレージ」</strong></span> ページには重要なオプションのほとんどが含まれています。この名前はここのオプションが、外付けハードディスクドライブ、USB スティック、あるいは CD-ROM のようなストレージデバイスにのみ適用されるものであることを意味しています。</p><div class="variablelist"><dl><dt><span class="term"><span class="guilabel"><strong>リムーバブルドライブがホットプラグされたらマウントする</strong></span></span></dt><dd><p>このオプションを有効にすると、リムーバブルドライブ (外付けハードディスクドライブや USB スティックなど) がコンピュータに接続されたら自動的にファイルシステムをマウントします。</p><p>このオプションは、一部の機能をリムーバブルドライブに対して動作させる際に有効にする必要があります。例えば、このオプションを有効にしていないと、ある種の携帯音楽プレイヤーは検出されず、<span class="guilabel"><strong>「マルチメディア」</strong></span> ページの <span class="guilabel"><strong>「接続されたら音楽ファイルを再生する」</strong></span> オプションを有効にしていても、携帯音楽プレイヤーがホットプラグされた際に指定されたコマンドは実行されません。</p></dd><dt><span class="term"><span class="guilabel"><strong>リムーバブルメディアが挿入されたらマウントする</strong></span></span></dt><dd><p>このオプションを有効にすると、リムーバブルメディア (CD-ROM や DVD など) がドライブに挿入されると自動的にファイルシステムをマウントします。</p><p>このオプションは、一部の機能をリムーバブルメディアに対して動作させる際に有効にする必要があります。例えば、このオプションを有効にしていないと、リムーバブルメディアが自動実行可能かどうか検出されず、<span class="guilabel"><strong>「新しいドライブおよびメディア上のプログラムを自動実行する」</strong></span> オプションはリムーバブルメディアに対して作用しません。</p></dd><dt><span class="term"><span class="guilabel"><strong>リムーバブルメディアが挿入されたら参照する</strong></span></span></dt><dd><p>このオプションを有効にすると、新しく挿入されたメディアの内容が自動的にファイルマネージャに表示されます。ただし、他に実行できるアクションが存在しないか、あるいは他の実行できるアクションが無効にされている場合のみ内容が表示されることを覚えておいてください。</p></dd><dt><span class="term"><span class="guilabel"><strong>新しいドライブおよびメディア上のプログラムを自動実行する</strong></span></span></dt><dd><p>このオプションを有効にすると、一部のドライブやメディアの自動実行機能が使用されるようになります。自動実行メカニズムの詳細については <a class="ulink" href="http://standards.freedesktop.org/autostart-spec/autostart-spec-0.5.html" target="_top">Desktop Application Autostart Specification</a> を参照してください。セキュリティ強化のため、常に自動実行するかどうかの確認が行われます。</p><p>Windows 互換レイヤ <a class="ulink" href="http://www.winehq.org/" target="_top">Wine</a> がインストールされている場合、自動実行メカニズムは Wine を使用して <code class="filename">autorun.exe</code> ファイルも実行しようとします。</p></dd><dt><span class="term"><span class="guilabel"><strong>新しいドライブおよびメディア上のファイルを自動的に開く</strong></span></span></dt><dd><p>このオプションを有効にすると、一部のリムーバブルドライブやメディアの自動オープン機能が使用されるようになります。自動オープンメカニズムについての詳細は <a class="ulink" href="http://standards.freedesktop.org/autostart-spec/autostart-spec-0.5.html" target="_top">Desktop Application Autostart Specification</a> を参照してください。セキュリティ強化のため、常に自動的に開くかどうかの確認が行われます。</p></dd></dl></div><p>残りのオプションはある種のメディアがドライブに挿入されたとき、またはある種の外付けデバイスが接続されたときに指定したコマンドを実行できるようにします。コマンドは 3 種類の特殊変数が使用でき、コマンド実行時にそれぞれ以下のように置き換えられます:</p><div class="variablelist"><dl><dt><span class="term"><code class="literal">%d</code></span></dt><dd><p>コマンドに <code class="literal">%d</code> が指定されていると、それぞれが新しく追加されたデバイスのデバイスファイルパスに置き換えられます。例えば、USB スティックが接続された場合、デバイスファイルパスは <code class="filename">/dev/da0s1</code> や <code class="filename">/dev/sda1</code> (ハードウェア構成により変わります) のようになります。</p><p>デバイスに割り当てるデバイスファイルがなかったり、何らかの理由でデバイスファイルが見つけられなかった場合は、変数 <code class="literal">%d</code> は空の文字列に置き換えられます。</p></dd><dt><span class="term"><code class="literal">%h</code></span></dt><dd><p>コマンドに <code class="literal">%h</code> が指定されていると、それぞれ新しく追加されたデバイスの HAL UDI に置き換えられます。</p></dd><dt><span class="term"><code class="literal">%m</code></span></dt><dd><p>コマンドに <code class="literal">%m</code> が指定されていると、それぞれ新しく追加されたデバイスがマウントされたマウントポイントに置き換えられます。マウントできないデバイス (プリンタやキーボードなど) や自動マウントが無効になっている場合は <code class="literal">%m</code> は空の文字列に置き換えられます。</p></dd></dl></div><div class="sect3" title="ボリュームマネージャのトラブルシューティング"><div class="titlepage"><div><div><h4 class="title"><a name="troubleshooting-the-volume-manager"></a>ボリュームマネージャのトラブルシューティング</h4></div></div></div><p>ボリュームマネージャが期待通りに動作しない時のトラブル解決に役立つ Tips です。</p><div class="orderedlist"><ol class="orderedlist" type="1"><li class="listitem"><p><strong class="application"><code>Thunar</code></strong> がデーモンモードで動作しているか確認してください。ボリュームマネージャは <strong class="application"><code>Thunar</code></strong> デーモンで動作していないと使用できません。デフォルトでは Xfce は起動時に <strong class="application"><code>Thunar</code></strong> を自動的にデーモンとして起動します。なんらかの理由でこれを kill していた場合は、<span class="guilabel"><strong>プログラムの実行</strong></span>を開き (キーボードショートカットの <span class="keycap"><strong>Alt</strong></span>+<span class="keycap"><strong>F2</strong></span> を使用するか、デスクトップ上で右クリックしデスクトップメニューから <span class="guilabel"><strong>「プログラムの実行...」</strong></span> を選択します)、 <code class="literal">Thunar --daemon</code> と入力して <span class="guibutton"><strong>「実行」</strong></span> をクリックします。</p></li><li class="listitem"><p>デバイスをホットプラグまたはメディアを挿入したあとに <strong class="application"><code>thunar-volman</code></strong> を <strong class="application"><code>Terminal</code></strong> ウィンドウから実行してみてください。その場合まず <strong class="application"><code>lshal</code></strong> や <strong class="application"><code>hal-device</code></strong> を使用して新しく追加したデバイスの HAL UDI を見つけ出さなければなりません。UDI が分かったら、<strong class="application"><code>Terminal</code></strong> ウィンドウで <code class="literal">thunar-volman --device-added <udi-of-your-device></code> を実行し、出力されるエラーや警告メッセージを見てください。</p></li></ol></div><p>それでもうまく動作しない場合は、<a class="ulink" href="http://forum.xfce.org/" target="_top">Xfce Forum</a> や <a class="ulink" href="http://foo-projects.org/mailman/listinfo/thunar-dev" target="_top">thunar-dev mailing list</a> で尋ねてみてください。</p></div></div></div><div class="navfooter"><hr><table width="100%" summary="Navigation footer"><tr><td width="40%" align="left"><a accesskey="p" href="working-with-files-and-folders.html">前のページ</a>�</td><td width="20%" align="center">�</td><td width="40%" align="right">�<a accesskey="n" href="preferences.html">次のページ</a></td></tr><tr><td width="40%" align="left" valign="top">ファイルやフォルダの操作�</td><td width="20%" align="center"><a accesskey="h" href="index.html">ホーム</a></td><td width="40%" align="right" valign="top">�ファイル管理の設定</td></tr></table></div></body></html>