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  • Committer: Bazaar Package Importer
  • Author(s): Paolo Pisati
  • Date: 2011-06-29 15:23:51 UTC
  • mfrom: (26.1.1 natty-proposed)
  • Revision ID: james.westby@ubuntu.com-20110629152351-xs96tm303d95rpbk
Tags: 3.0.0-1200.2
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fork. So if you have any comments or updates for this file, please try
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to update the original English file first.
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Last Updated: 2008/10/24
 
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Last Updated: 2011/03/31
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16
16
これは、
17
 
linux-2.6.28/Documentation/HOWTO
 
17
linux-2.6.38/Documentation/HOWTO
18
18
の和訳です。
19
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20
20
翻訳団体: JF プロジェクト < http://www.linux.or.jp/JF/ >
21
 
翻訳日: 2008/10/24
 
21
翻訳日: 2011/3/28
22
22
翻訳者: Tsugikazu Shibata <tshibata at ab dot jp dot nec dot com>
23
23
校正者: 松倉さん <nbh--mats at nifty dot com>
24
24
         小林 雅典さん (Masanori Kobayasi) <zap03216 at nifty dot ne dot jp>
256
256
  - メインの 2.6.x カーネルツリー
257
257
  - 2.6.x.y -stable カーネルツリー
258
258
  - 2.6.x -git カーネルパッチ
259
 
  - 2.6.x -mm カーネルパッチ
260
259
  - サブシステム毎のカーネルツリーとパッチ
 
260
  - 統合テストのための 2.6.x -next カーネルツリー
261
261
 
262
262
2.6.x カーネルツリー
263
263
-----------------
268
268
 
269
269
  - 新しいカーネルがリリースされた直後に、2週間の特別期間が設けられ、
270
270
    この期間中に、メンテナ達は Linus に大きな差分を送ることができます。
271
 
    このような差分は通常 -mm カーネルに数週間含まれてきたパッチです。
 
271
    このような差分は通常 -next カーネルに数週間含まれてきたパッチです。
272
272
    大きな変更は git(カーネルのソース管理ツール、詳細は
273
 
    http://git.or.cz/  参照) を使って送るのが好ましいやり方ですが、パッ
 
273
    http://git-scm.com/  参照) を使って送るのが好ましいやり方ですが、パッ
274
274
    チファイルの形式のまま送るのでも十分です。
275
275
 
276
276
  - 2週間後、-rc1 カーネルがリリースされ、この後にはカーネル全体の安定
333
333
れは -rc カーネルと比べて、パッチが大丈夫かどうかも確認しないで自動的
334
334
に生成されるので、より実験的です。
335
335
 
336
 
2.6.x -mm カーネルパッチ
337
 
------------------------
338
 
 
339
 
Andrew Morton によってリリースされる実験的なカーネルパッチ群です。
340
 
Andrew は個別のサブシステムカーネルツリーとパッチを全て集めてきて
341
 
linux-kernel メーリングリストで収集された多数のパッチと同時に一つにま
342
 
とめます。
343
 
このツリーは新機能とパッチが検証される場となります。ある期間の間パッチ
344
 
が -mm に入って価値を証明されたら、Andrew やサブシステムメンテナが、
345
 
メインラインへ入れるように Linus にプッシュします。
346
 
 
347
 
メインカーネルツリーに含めるために Linus に送る前に、すべての新しいパッ
348
 
チが -mm ツリーでテストされることが強く推奨されています。マージウィン
349
 
ドウが開く前に -mm ツリーに現れなかったパッチはメインラインにマージさ
350
 
れることは困難になります。
351
 
 
352
 
これらのカーネルは安定して動作すべきシステムとして使うのには適切ではあ
353
 
りませんし、カーネルブランチの中でももっとも動作にリスクが高いものです。
354
 
 
355
 
もしあなたが、カーネル開発プロセスの支援をしたいと思っているのであれば、
356
 
どうぞこれらのカーネルリリースをテストに使ってみて、そしてもし問題があ
357
 
れば、またもし全てが正しく動作したとしても、linux-kernel メーリングリ
358
 
ストにフィードバックを提供してください。
359
 
 
360
 
すべての他の実験的パッチに加えて、これらのカーネルは通常リリース時点で
361
 
メインラインの -git カーネルに含まれる全ての変更も含んでいます。
362
 
 
363
 
-mm カーネルは決まったスケジュールではリリースされません、しかし通常幾
364
 
つかの -mm カーネル (1 から 3 が普通)が各-rc カーネルの間にリリースさ
365
 
れます。
366
 
 
367
336
サブシステム毎のカーネルツリーとパッチ
368
337
-------------------------------------------
369
338
 
370
 
カーネルの様々な領域で何が起きているかを見られるようにするため、多くの
371
 
カーネルサブシステム開発者は彼らの開発ツリーを公開しています。これらの
372
 
ツリーは説明したように -mm カーネルリリースに入れ込まれます。
373
 
 
374
 
以下はさまざまなカーネルツリーの中のいくつかのリスト-
375
 
 
376
 
  git ツリー-
377
 
    - Kbuild の開発ツリー、Sam Ravnborg <sam@ravnborg.org>
378
 
        git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/sam/kbuild.git
379
 
 
380
 
    - ACPI の開発ツリー、 Len Brown <len.brown@intel.com>
381
 
        git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/lenb/linux-acpi-2.6.git
382
 
 
383
 
    - Block の開発ツリー、Jens Axboe <axboe@suse.de>
384
 
        git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/axboe/linux-2.6-block.git
385
 
 
386
 
    - DRM の開発ツリー、Dave Airlie <airlied@linux.ie>
387
 
        git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/airlied/drm-2.6.git
388
 
 
389
 
    - ia64 の開発ツリー、Tony Luck <tony.luck@intel.com>
390
 
        git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/aegl/linux-2.6.git
391
 
 
392
 
    - infiniband, Roland Dreier <rolandd@cisco.com>
393
 
        git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/roland/infiniband.git
394
 
 
395
 
    - libata, Jeff Garzik <jgarzik@pobox.com>
396
 
        git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/jgarzik/libata-dev.git
397
 
 
398
 
    - ネットワークドライバ, Jeff Garzik <jgarzik@pobox.com>
399
 
        git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/jgarzik/netdev-2.6.git
400
 
 
401
 
    - pcmcia, Dominik Brodowski <linux@dominikbrodowski.net>
402
 
        git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/brodo/pcmcia-2.6.git
403
 
 
404
 
    - SCSI, James Bottomley <James.Bottomley@hansenpartnership.com>
405
 
        git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/jejb/scsi-misc-2.6.git
406
 
 
407
 
    - x86, Ingo Molnar <mingo@elte.hu>
408
 
        git://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/x86/linux-2.6-x86.git
409
 
 
410
 
  quilt ツリー-
411
 
    - USB, ドライバコアと I2C, Greg Kroah-Hartman <gregkh@suse.de>
412
 
        kernel.org/pub/linux/kernel/people/gregkh/gregkh-2.6/
413
 
 
414
 
  その他のカーネルツリーは http://git.kernel.org/ と MAINTAINERS ファ
415
 
  イルに一覧表があります。
 
339
それぞれのカーネルサブシステムのメンテナ達は --- そして多くのカーネル
 
340
サブシステムの開発者達も --- 各自の最新の開発状況をソースリポジトリに
 
341
公開しています。そのため、自分とは異なる領域のカーネルで何が起きている
 
342
かを他の人が見られるようになっています。開発が早く進んでいる領域では、
 
343
開発者は自身の投稿がどのサブシステムカーネルツリーを元にしているか質問
 
344
されるので、その投稿とすでに進行中の他の作業との衝突が避けられます。
 
345
 
 
346
大部分のこれらのリポジトリは git ツリーです。しかしその他の SCM や
 
347
quilt シリーズとして公開されているパッチキューも使われています。これら
 
348
のサブシステムリポジトリのアドレスは MAINTAINERS ファイルにリストされ
 
349
ています。これらの多くは http://git.kernel.org/ で参照することができま
 
350
す。
 
351
 
 
352
提案されたパッチがこのようなサブシステムツリーにコミットされる前に、メー
 
353
リングリストで事前にレビューにかけられます(以下の対応するセクションを
 
354
参照)。いくつかのカーネルサブシステムでは、このレビューは patchwork
 
355
というツールによって追跡されます。Patchwork は web インターフェイスに
 
356
よってパッチ投稿の表示、パッチへのコメント付けや改訂などができ、そして
 
357
メンテナはパッチに対して、レビュー中、受付済み、拒否というようなマーク
 
358
をつけることができます。大部分のこれらの patchwork のサイトは
 
359
http://patchwork.kernel.org/ でリストされています。
 
360
 
 
361
統合テストのための 2.6.x -next カーネルツリー
 
362
---------------------------------------------
 
363
 
 
364
サブシステムツリーの更新内容がメインラインの 2.6.x ツリーにマージされ
 
365
る前に、それらは統合テストされる必要があります。この目的のため、実質的
 
366
に全サブシステムツリーからほぼ毎日プルされてできる特別なテスト用のリ
 
367
ポジトリが存在します-
 
368
       http://git.kernel.org/?p=linux/kernel/git/sfr/linux-next.git
 
369
       http://linux.f-seidel.de/linux-next/pmwiki/
 
370
 
 
371
このやり方によって、-next カーネルは次のマージ機会でどんなものがメイン
 
372
ラインカーネルにマージされるか、おおまかなの展望を提供します。-next 
 
373
カーネルの実行テストを行う冒険好きなテスターは大いに歓迎されます
416
374
 
417
375
バグレポート
418
376
-------------
673
631
じところからスタートしたのですから。
674
632
 
675
633
Paolo Ciarrocchi に感謝、彼は彼の書いた "Development Process"
676
 
(http://linux.tar.bz/articles/2.6-development_process)セクショ
677
 
ンをこのテキストの原型にすることを許可してくれました。
678
 
Rundy Dunlap と Gerrit Huizenga はメーリングリストでやるべきこととやっ
679
 
てはいけないことのリストを提供してくれました。
 
634
(http://lwn.net/Articles/94386/) セクションをこのテキストの原型にする
 
635
ことを許可してくれました。Rundy Dunlap と Gerrit Huizenga はメーリング
 
636
リストでやるべきこととやってはいけないことのリストを提供してくれました。
680
637
以下の人々のレビュー、コメント、貢献に感謝。
681
638
Pat Mochel, Hanna Linder, Randy Dunlap, Kay Sievers,
682
639
Vojtech Pavlik, Jan Kara, Josh Boyer, Kees Cook, Andrew Morton, Andi