333
333
れは -rc カーネルと比べて、パッチが大丈夫かどうかも確認しないで自動的
334
334
に生成されるので、より実験的です。
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Andrew Morton によってリリースされる実験的なカーネルパッチ群です。
340
Andrew は個別のサブシステムカーネルツリーとパッチを全て集めてきて
341
linux-kernel メーリングリストで収集された多数のパッチと同時に一つにま
343
このツリーは新機能とパッチが検証される場となります。ある期間の間パッチ
344
が -mm に入って価値を証明されたら、Andrew やサブシステムメンテナが、
345
メインラインへ入れるように Linus にプッシュします。
347
メインカーネルツリーに含めるために Linus に送る前に、すべての新しいパッ
348
チが -mm ツリーでテストされることが強く推奨されています。マージウィン
349
ドウが開く前に -mm ツリーに現れなかったパッチはメインラインにマージさ
352
これらのカーネルは安定して動作すべきシステムとして使うのには適切ではあ
353
りませんし、カーネルブランチの中でももっとも動作にリスクが高いものです。
355
もしあなたが、カーネル開発プロセスの支援をしたいと思っているのであれば、
356
どうぞこれらのカーネルリリースをテストに使ってみて、そしてもし問題があ
357
れば、またもし全てが正しく動作したとしても、linux-kernel メーリングリ
360
すべての他の実験的パッチに加えて、これらのカーネルは通常リリース時点で
361
メインラインの -git カーネルに含まれる全ての変更も含んでいます。
363
-mm カーネルは決まったスケジュールではリリースされません、しかし通常幾
364
つかの -mm カーネル (1 から 3 が普通)が各-rc カーネルの間にリリースさ
367
336
サブシステム毎のカーネルツリーとパッチ
368
337
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370
カーネルの様々な領域で何が起きているかを見られるようにするため、多くの
371
カーネルサブシステム開発者は彼らの開発ツリーを公開しています。これらの
372
ツリーは説明したように -mm カーネルリリースに入れ込まれます。
374
以下はさまざまなカーネルツリーの中のいくつかのリスト-
377
- Kbuild の開発ツリー、Sam Ravnborg <sam@ravnborg.org>
378
git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/sam/kbuild.git
380
- ACPI の開発ツリー、 Len Brown <len.brown@intel.com>
381
git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/lenb/linux-acpi-2.6.git
383
- Block の開発ツリー、Jens Axboe <axboe@suse.de>
384
git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/axboe/linux-2.6-block.git
386
- DRM の開発ツリー、Dave Airlie <airlied@linux.ie>
387
git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/airlied/drm-2.6.git
389
- ia64 の開発ツリー、Tony Luck <tony.luck@intel.com>
390
git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/aegl/linux-2.6.git
392
- infiniband, Roland Dreier <rolandd@cisco.com>
393
git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/roland/infiniband.git
395
- libata, Jeff Garzik <jgarzik@pobox.com>
396
git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/jgarzik/libata-dev.git
398
- ネットワークドライバ, Jeff Garzik <jgarzik@pobox.com>
399
git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/jgarzik/netdev-2.6.git
401
- pcmcia, Dominik Brodowski <linux@dominikbrodowski.net>
402
git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/brodo/pcmcia-2.6.git
404
- SCSI, James Bottomley <James.Bottomley@hansenpartnership.com>
405
git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/jejb/scsi-misc-2.6.git
407
- x86, Ingo Molnar <mingo@elte.hu>
408
git://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/x86/linux-2.6-x86.git
411
- USB, ドライバコアと I2C, Greg Kroah-Hartman <gregkh@suse.de>
412
kernel.org/pub/linux/kernel/people/gregkh/gregkh-2.6/
414
その他のカーネルツリーは http://git.kernel.org/ と MAINTAINERS ファ
339
それぞれのカーネルサブシステムのメンテナ達は --- そして多くのカーネル
340
サブシステムの開発者達も --- 各自の最新の開発状況をソースリポジトリに
341
公開しています。そのため、自分とは異なる領域のカーネルで何が起きている
342
かを他の人が見られるようになっています。開発が早く進んでいる領域では、
343
開発者は自身の投稿がどのサブシステムカーネルツリーを元にしているか質問
344
されるので、その投稿とすでに進行中の他の作業との衝突が避けられます。
346
大部分のこれらのリポジトリは git ツリーです。しかしその他の SCM や
347
quilt シリーズとして公開されているパッチキューも使われています。これら
348
のサブシステムリポジトリのアドレスは MAINTAINERS ファイルにリストされ
349
ています。これらの多くは http://git.kernel.org/ で参照することができま
352
提案されたパッチがこのようなサブシステムツリーにコミットされる前に、メー
353
リングリストで事前にレビューにかけられます(以下の対応するセクションを
354
参照)。いくつかのカーネルサブシステムでは、このレビューは patchwork
355
というツールによって追跡されます。Patchwork は web インターフェイスに
356
よってパッチ投稿の表示、パッチへのコメント付けや改訂などができ、そして
357
メンテナはパッチに対して、レビュー中、受付済み、拒否というようなマーク
358
をつけることができます。大部分のこれらの patchwork のサイトは
359
http://patchwork.kernel.org/ でリストされています。
361
統合テストのための 2.6.x -next カーネルツリー
362
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364
サブシステムツリーの更新内容がメインラインの 2.6.x ツリーにマージされ
365
る前に、それらは統合テストされる必要があります。この目的のため、実質的
366
に全サブシステムツリーからほぼ毎日プルされてできる特別なテスト用のリ
368
http://git.kernel.org/?p=linux/kernel/git/sfr/linux-next.git
369
http://linux.f-seidel.de/linux-next/pmwiki/
371
このやり方によって、-next カーネルは次のマージ機会でどんなものがメイン
372
ラインカーネルにマージされるか、おおまかなの展望を提供します。-next
373
カーネルの実行テストを行う冒険好きなテスターは大いに歓迎されます
673
631
じところからスタートしたのですから。
675
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Paolo Ciarrocchi に感謝、彼は彼の書いた "Development Process"
676
(http://linux.tar.bz/articles/2.6-development_process)セクショ
677
ンをこのテキストの原型にすることを許可してくれました。
678
Rundy Dunlap と Gerrit Huizenga はメーリングリストでやるべきこととやっ
679
てはいけないことのリストを提供してくれました。
634
(http://lwn.net/Articles/94386/) セクションをこのテキストの原型にする
635
ことを許可してくれました。Rundy Dunlap と Gerrit Huizenga はメーリング
636
リストでやるべきこととやってはいけないことのリストを提供してくれました。
680
637
以下の人々のレビュー、コメント、貢献に感謝。
681
638
Pat Mochel, Hanna Linder, Randy Dunlap, Kay Sievers,
682
639
Vojtech Pavlik, Jan Kara, Josh Boyer, Kees Cook, Andrew Morton, Andi